3日目  5月1日  大間〜脇野沢〜むつ湾フェリー〜津軽半島〜秋田

朝5時ごろ起床。しっかり布団掛けて寝ましたが、やはり朝は寒い!部屋のストーブをつけました。
それに外はまだビュインビュイン風吹きまくってます=3 いや〜これはテント泊しなくて良かったわ〜

サクッと支度を済ませ、朝6時半出発。
相変わらずの強風の中、大間を後にしましてR338(海峡ライン)にて下北半島を南下します。道中の風車もガンガン廻ってましたわ!

まずは仏ヶ浦経由で脇野沢まで下りまして、午前10時50分の「むつ湾フェリー」で津軽半島の蟹田に渡ります。
フェリーの航行時間は1時間。蟹田まで行くのに午前中いっぱいかかります。
そこから龍飛崎まで上がって、折り返して津軽半島下って 一気に秋田まで突っ走ります。
そんな感じで午前と午後のバランスがかなり偏っている走行プランです(´∀`;)

しかも強風で、波も結構高そう。もしかしたらフェリー欠航の可能性も・・・まぁそうなったら そうなったで、そんとき考えよう。
それに この荒波も いかにも『津軽海峡』って感じで良いんですけどね!

津軽海峡  春景色?

津軽海峡沿いのアップダウンのある道がしばらく続き、その後 山道になりました。集落も少なく 交通量もほとんどなかったです。
途中にある仏ヶ浦展望台から『仏ヶ浦』を遠望しました。

仏ヶ浦遠望

ここでチャリンコで日本一周しているおじさんと会いました。去年の8月から旅をしているそうで浮浪者感プンプンでした。

ほいで仏ヶ浦の駐車場に到着。仏ヶ浦へは駐車場から徒歩20分ほどらしいです。
正直 遠望で済ませようかなと思いつつも、時間もあるし バイクに乗ってばかりで たまには歩かないとなので行ってみます。
遊歩道をひたすら下ります。途中の階段はけっこうスリリングでした。それに熊も出るかもしれないぞー

仏ヶ浦へ  熊出没注意!

スタコラさっさと下りまして、仏ヶ浦に到着。

奇岩その1  奇岩その2

ここらへん一帯だけ、奇異な岩やらがボンボンと並んでいて圧巻でありました。まさに異空間のようです。
これらの岩はけっこう柔らかいみたいで、落ちてる欠片を踏むとバリッと割れてしまいます。
しばらく仏ヶ浦を散策しました。

仏ヶ浦  異空間

ほいじゃ、駐車場に戻るとしましょう。
一般的に 上りより下りのほうが足に負担がかかり辛いと言います・・・あれウソだし!思いっきり上りのほうが辛かったですorz
しっかり汗をかきまして、久しぶりにいい運動をしたような気がします(笑

時間は午前9時ごろ。サクッと脇野沢に向かいます。
仏ヶ浦から脇野沢までは、海から離れた山岳ワインディングロードでした。標高もけっこう高いみたいで、雪も残ってました。

残雪

途中で むつ湾フェリーのモバイルサイトで運行状況をチェックしたら、通常運行している模様。良かった〜(^^)
ほいで午前10時前に脇野沢漁港にあるフェリー乗り場に到着。
思っていた以上にショボイフェリー乗り場でして、見逃してスルーしてしまいましたわ。
乗船手続きを済ませ、待合室で他のバイク乗りさんと談笑したり、隣の食堂でメシ食ったりししました。
ほいで午前10時半ごろ乗船開始。小さいフェリーでございます。

むつ湾フェリー  荒波!

午前10時50分出航。1番前の席に座って、津軽海峡の景色を楽しみました・・・が、沖に進むに連れて高くなる波!
ドォ〜ン!っとう音とともに波しぶきが思いっきり上がります!いや〜すごい迫力!それに揺れもハンパなかったです。
デッキに出て写真を撮っていたら、しっかり波しぶきを浴びました;
しかし これぞ津軽海峡・・・マグロ漁船のような船旅は約1時間でございます。

午前11時50分、無事に津軽半島の蟹田に到着。
R280を北上して『龍飛崎』へ。先ほどまでいた下北半島を右目で流し進みます。
今別町で青函トンネルの入り口に立ち寄りました。するとドンピシャで特急列車が青函トンネルに入っていきました。
僕、けっこうナイスタイミングな場面に出くわすことが良くあります。そこらへんの運は良いみたい◎

青函トンネル

近くにおじさんがいたんですが、妙に挙動不審です・・・
よく見ると黒いストッピングと女性用の靴を履いてるではありませんか!!趣味の方でしょうか?・・・まさに性感トンネル

道は途中でR339に変わります。小さな漁村がてんてんとしていて最果て感あり◎ でもこちらも物凄い強風でした;
ほいで 午後1時ごろに龍飛崎に到着。駐車場にバイクを停めたのですが、強風で煽られまくってました;
荷物含め300kg以上ある車体が 吹き倒されるんじゃないかと心配になるくらいの強風だったよ=3

有名なR339『階段国道』です。今回は見ただけだったんですが、ふーんって感じでした(笑
次回はちゃんと歩いてみようと思います。

階段国道  今回は見るだけ

階段国道のある場所から もうちょい上がった所に龍飛崎があります。
いや〜マジ風ハンパないから!!カ●ラの方は遠慮したほうがいいと思われます。

龍飛崎  風強し

ほいでお土産屋さんで龍飛崎のステッカーを購入。
龍飛崎を後にしまして、R339(龍泊ライン)を南下。うわさ通りの急勾配な山道でした(チャリダーの難所)
それに霧も発生してて視界は真っ白。

霧  荒波

ようやく霧がおさまったと思いきや、今度は日本海から吹き付ける強烈な潮風で、シールドが真っ白に;
旅も3日目、初日の雨もあったりで 魔神くんの汚れもなかなか溜まってきましたわ。

龍飛あたりはモクモク雲っていましたが、『十三湖』に着くころには晴れてきました。
昼食を食べていなかったので、名産の「しじみ汁」を呑みながら焼きそば食いました(笑) しじみ汁温かくて美味しかった♪

十三湖  しじみ汁

十三湖からR101までメロンロード(屏風山広域農道)という道が通っています。
鯵ヶ沢までの近道で、なんかイイ感じの道なので、こちらへ進みます。
しかし県道12号からの入り口を間違えたのか、それっぽい道に出ません。
道に迷っても、来た道を引き返したくないタイプの人間なので とにかく進みます(ドツボに嵌るタイプ)
すると何やら入ってはいけないようなところを彷徨ってました!

不法侵入?  メロンロード

それでも構わず進みまして、無事にメロンロードに合流できました!
名前の通り、メロン畑の中を進む道です。ひたすら真っ直ぐで爽快!メロン畑を過ぎると、美しい湿地帯が広がっていて これまた爽快!
更に南下すると 目の前に青森県の名峰「岩木山」の雄大な姿がチラリ!これはオススメのナイスロードですわ◎

岩木山

ほいで午後3時過ぎにR101に合流しまして、あとはひたすら秋田を目指します。
この時間だと、秋田到着は夜8時ごろでしょうかね〜。この日の宿は秋田市内の健康ランドの予定。
チェックインは24時間OKなので、急がず参りましょう。

R101は日本海沿いの気持ちのいいルートでした。陽も傾きはじめ イイ感じであります◎ こりゃ夕陽絶対綺麗だぜ〜

途中で寄った道の駅で、サイドカーをつけた近未来的な?バイクに乗るご夫婦とでありました。
ダンナさんが運転で、奥さんが屋根付きのサイドカーに乗っておられます。ダンナさんの服装は革ジャン、革パン、ブーツガッチリのライダースタイル。一方、サイドカーの奥さんは普通にお買い物に来ました的なラフな服装!
お二人の服装のギャップがあまりにもありすぎて ちょっと面白かったです(笑)

ほいで午後5時ごろ秋田県入り。
陽も暮れ始め、夕陽が目に沁み始めました。八峰町の「鹿の浦展望所」から夕陽を眺めます。

夕暮れの町  鹿の浦展望所

夕陽は目だけでなく「心」にも沁みてきます・・・
旅というのは「日常」の延長線上にある「非日常」です。こうやって旅できていることに感謝。
そしてお天道さん、今日も1日我が旅路を照らしていただき 有難うございました!ほいじゃまた明日ノシ

夕陽

ってな感じで久しぶりに黄昏ました(´∀`) そして陽も暮れて これより夜間走行=3
寒いし 能代から高速でワープしようかと思いましたが、ここまで来たんだし 久しぶりに下道で頑張りました。

午後7時過ぎにようやく秋田市に入りまして、ファミリーマートで休憩。缶珈琲とファミチキで最後のいっぷくです。
ここから目的の健康ランドまでは15分くらいでしょうか。夜間走行で身体も冷えたし 温かい風呂とビールが楽しみだ〜♪

ほいでラストスパート!


・・・・・んが!!事故った!!!

午後7時40分ごろ、ファミマを出発して すぐの国道7号上で事故りました:
僕が直進していたら 左から車が出てきてドゥーン!相手の右方確認不足でございます。
ほいで私は、車と接触で左側に転倒しましたが、なんとか軽傷で済みました(左足首捻挫)
一方の魔神くんは、クラッチレバーがグリャリ。でもクラッチレバーを直せば自走可能。

相手の方は秋田市在住の男性。事故は事故なので、しっかり秋田臨港警察署のおせわになりました。
事故ったばかりの時は、旅先だし この先も旅あるし、どうなるんだべ?と不安でしょうがなかったです。
でも病院行って、警察署行って、相手の方とも話しているうちに、「まぁもぅしょーがねえや!」っと開き直りました。

警察署とか行ったりして、事故後の処理が終わったのが午後11時近し。
ケガもしてるし、バイクもろくに走れる状態じゃありません。
それい開き直ったというか、事故後のHIGHな状態になってたんでしょうか?
泊まる場所がないので、事故の相手の方に「今晩泊めてくれや!」っとお願いしました(笑)
すると「人をあげれる様な部屋ではありませんが、それでも良ければどうぞ・・・(汗)」っとのこと。
幸い?独身で一人暮らしの方だったんで、遠慮なくお邪魔しました(笑) ちゃっかりビールまでご馳走してもらいました!

普通であれば、事故った相手なんて二度と顔なんか見たくありません。
でも相手の方が けっこうナイスキャラの方で 面白かったので「この人は良い人だな」っと確信できました◎
これもまた一つの「縁」なんでしょうね。
相手の方の家で、深夜遅くまで色々語らいまして、結局 友達になっちゃいました!

・・・ってか こうゆうのってどーなん?
(笑)

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