りくらり峠三昧の旅     2008年10月11日〜12日


どか鍋さん夫婦との秋のツーリング。行き先は信州の山奥です!
しかし旅の5日ほど前に風邪をひいてしまい、39度の熱で寝込んでしまいました;なんとか週末までに治そうと懸命の闘病をしたわけですが、3割方風邪ひいた状態で出発を迎えてしまったわけです(´3`;) まぁ旅が一番の良薬だと思っているので、気にせず参りましょー!


11日
午前2時40分起床。当然外は真っ暗、しかも雨ザーザーの風邪ひきにはバッチコイのコンディションですorz
どか鍋さん達との集合は、午前8時半に諏訪IC近くの『おぎのや』です。まずは高速バビューンです。この旅のために魔神くんに「ETC」を装着しました!ETCの深夜割引は午前4時までです!そのために取り付けたのだから、もちろん深夜割狙わねば!
しかし余裕をみて3時20分には出発してたいとこですが、なんだかんだで出発は午前3時40分ごろ。最寄のICまでは普通に30分以上かかります・・・もう雨とか寒さとか風邪とか気にすることなく猛然とICを目指します!そしてETCゲート通過!路肩にバイク停め、時間を確認すると3時58分・・・あぶねぇ!安心したら一気に鼻水がたれました(´;;`)

雨の北陸道を進みます。やはりこの時期は寒いです;風邪引いてなくても鼻たれますわ〜
上信越道に入るとますます雨が強くなりました。久しぶりに痛い雨でした;鼻かみ休憩を挟みながら進みます。長野に入る頃にようやく明るくなってきました。雨もなんとか上がりました。松代PAにて休憩。ここで雨具を脱ぎます。
そこにダンボールに「富士スピードウェイor山梨県大月」と書いたヒッチハイカーがいました。なんだか途方に暮れた感が漂っていていました。しかしあまり愛想のない方だったので この先が思いやられます(笑)

松代PA

雨具を脱いで進んだのはいですが、チョイチョイ雨降ったり止んだり。1番イヤな天気です。結局 梓川SAで再び雨具を着ます。
ほいで8時15分ごろ諏訪ICのおぎのやに到着。まだどか鍋さんたちは来てないので暫し待ちます。
30分ほどでどか鍋さん夫婦到着〜!どもども〜!おひさです(^O^)

おぎのや  集合!

まずはおぎのやで朝食を食いながら本日のプランを練ります。何気にプランはほとんど練ってませんでした(笑) 気分次第で!
ほいなら南アルプスはしらびそ峠方面を目指しましょうか!ってなわけで出発です。

国道152号を走ります。杖突峠(標高1247m)を越えます。見晴らし良好の峠でした◎
「道の駅 南アルプスむら」にて休憩。ここはクロワッサンが美味しいらしいのですが売り切れてました。
その後、中沢峠(1317m)〜分杭峠(1420m)を越えます。いやはやゴッツい酷道でしたわ;激細と落ち葉と濡れた路面で半ベソかきながら走りました=3 やはりこうゆう道は魔神には不向きですな〜

大鹿村に入ったら道沿いに「上村方面通行止め」の標識が出ていました!どうやら7月に道が崩落したらしくて、通れないようですorz
やむなく大鹿村の『中央構造線博物館』なるスポットに向かいます。
中央構造線とは西南日本をつっきる断層のことです。詳しくはこちらをご覧下さい ⇒ 中央構造線博物館HP

博物館にて  峡谷

中央構造線博物館は かなり閑古鳥泣いてる感漂う博物館でした(笑) でもせっかく来たので入館料(500円)払って見学します。
館内には断層についての資料や、各地方や断層で見られる岩などが展示させてました。
すると学芸員の方が 勝手に断層について説明してくれました。説明付きだと入館料払う価値あったかも(笑) しばし日本の断層について学びます。

勉強中!  中央構造線

この中央構造線を境に、地質や採れる岩など全然違うらしいです。ためになったねぇ〜 ためになったよぉ〜こりゃ!
ちなみに隣の「ろくべん館」という民族資料館も見学できるようなのですが、行きませんでした。次はろくべん館行かなきゃっすね!!

この先行っても通行止め、時間も昼過ぎなのでメシ食って よろりと宿に向かいましょか!
少し戻ったところに「塩の里」という物産館的なのがったので、そこの食堂でメシを食うことに。
しかしたいして混雑してないのに店のバサに門前払いをうけ気分を害した次第です。もう少し丁寧な断り方があったのでは?
それ以外にも不都合な点が多々あって、店のバサで悶着たらしました。おまけに変なジサに民主党のパンフレットもらいました。
なんなんじゃここは!(`〜´)

そんなこんなで大鹿村を後にします。あと余談ですが、この村は信号機が1つもない村です。
ここから駒ヶ根のほうへ向かいます。これまた激細の山道を進みます。山奥なので食事スポットがありません!
何とか見つけた釣堀の食堂にて昼食をとります。

ランチ

オープンテラスでイイ感じでしたが、ちょいちょいスズメバチの攻撃を受けました(((( ゚Д゚)))
メシ食ってしばし日光浴したあと出発。そういやいつの間にか天気も快晴になってました◎

引き続き激細道を進み 国道153号に合流し、お盆のツーで通った権兵衛トンネルをぬけます。ここから宿までは僕が先導です。
やはり重鎮二人の前を走るのは恐れ多いですねぇ(笑) でも逆に僕に合わせて走ってくれているので あまり後ろ気にしなかったです(^^)
ほいで御嶽山を眺めながら国道361号を走ります。やはり標高1000m越えの高原は寒いっすね!でも紅葉もイイ感じに色付いてました◎

開田高原  寒い!

宿は開田高原にある『星降る宿 塩沢山荘』です。ここは岐阜県高山市(旧高根村)の山奥にあります。
どか鍋さんが見つけてくれた 個性的な宿のようです。
んで5時半ごろ宿到着です。宿はR361から外れた道の さらに外れた林道の奥にありました!
砂利道突入した時はビビりましたが、なんとか日が暮れる前に到着です。

チェックインを済ませ、宿の説明を受けます。軒先にはヤギがいたり にわとりや犬もいます。自給自足感がプンプンと漂っています。
宿は木のぬくもりあふれ、なんだかスリッパはかないで裸足でいるのがとても気持ちがいいくらいでした!
お風呂ははなれにあってお風呂上がった時は太鼓を3回叩くとか おもいしろいです。部屋もメチャクチャきれいで広い!
冷え切った身体を蘇生するために風呂に入ります。どうやらこの宿はほとんどご主人の手作りみたいです・・・すげぇ!!

部屋  五平餅

風呂上がってから太鼓をポンポンポンと叩きます!そしでメシ!
夕食は山菜料理を中心に牛の溶岩焼や五平餅など、なかなか楽しめるメニューでした◎
本日は午前3時から活動しているので、ビールが沁みまくりです!しかし山奥のビールは鮮度が・・・でも付加価値で美味い!!
あとご主人の好きな焼酎が豊富に取り揃えられています。なかには梅酒もあり、最近梅酒に大ハマリのどか鍋奥さまも迷いながら飲んでおりました(^^) ご主人と梅酒談話をします。試飲させてくれるのが良いですね◎
酒飲んで五平餅焼いてると炭の温かさでポ〜っとしてきます。。。

宿の奥さんや隣でご飯食べてた山形から来たカップルの方と談笑し部屋に戻ります。
ほいで梅酒好きの奥さまのために持ってきた 日本酒ベースの梅酒と、6月に自分でつけたぎん梅酒を開けます!これ飲みながら2次会です。
ダンナさんは布団にころがりいつの間にかポックリ臨終zzz 僕も暫し飲んだくれたあと 酒と疲れでポックリzzz


12日
超快晴の青空を見てテンションの上がったどか鍋さんに叩き起こされました(笑) お〜最高に晴れてんじゃん!
すっきりと目覚め、朝食をとります。にわとりの産んだ新鮮な卵の卵かけご飯です。うます!
メシを食い、外に出てヤギやニワトリ達と戯れます。こうやって開拓して建物建てて宿やってるとはすごいなぁっと改めて思いました。

塩沢山荘

にわとり  いぬ

しかし本当山深いところにあります。テレビも地上波がほとんど入らず、携帯の電波(FOMA)もギリギリ入ったり入らなかったり・・・
でもこうゆうとこでのんびり暮らすもの地味に憧れたりします(^^) んで、10時半ごろ出発!

まずは『野麦峠』を目指します。ダンナさんの先導でしばらく走りますが、途中で僕が先頭走ります。
そんなに走りにくい峠ではなかったですが、チョイチョイ幅狭区間がありました。標高上がるにつれ紅葉も色付いてきます。
そんで峠に到着!野麦峠は映画にもなった女工哀史で有名です。峠の標高は1672m。
うっすら紅葉色付いていて、乗鞍の眺望もバッチリ綺麗でした◎

乗鞍眺望  どか鍋さんから拝借

峠にあるお助け小屋にて お土産品を物色し、みたらし団子を食います。やはりメジャーな峠なのでライダーや観光客も多かったです。
駐車場の脇に病気の妹を背負った兄の石像がありました。僕も妹2人いる兄なので ちょっぴり切なくなりました。あゝ野麦峠・・・

あゝ飛騨が見える  野麦峠

とか言ってますが、いたって陽気に旅を続けます( ゚ε^ ) のらりくらりと峠を下り、奈川に出ます。
続きまして『上高地乗鞍スーパー林道』です! 次なるステージに向け山奥のひなびたGSで給油をします。よっしゃ行きましょか!

乗鞍スーパー林道は最近まで有料道路だったようです。入り口に料金ゲートがありました。またしても細いワインディングロード=3 しかも路面が結構悪い;途中の白樺峠(1620m)にてまた乗鞍を眺めます。憧れの乗鞍スカイライン(マイカー規制中)にも行きたかったのですが、時間的に今回はパスです。 ほいでスーパー林道のA区間(奈川〜乗鞍高原温泉)終了。
乗鞍高原の紅葉と白樺と青空のコントラストが素晴らしい!高原の小洒落た喫茶店でランチをします。

乗鞍高原  ランチ

続きましてB区間(乗鞍高原温泉〜白骨温泉)を行きます。その先のC区間は道が崩れて通行止めになっています。
白骨温泉でトイレ休憩。そこからいいつの間にか国道158号のほうに向かってました。道中にとんでもないヘアピンカーブがありました;路面も濡れててかなりビビッた〜(詳細はどか鍋さんのレポで)

白骨温泉にて

ここまでずっと過酷な峠道を走ってきたので、R158が刺激がないことないこと・・・しばしマッタリ走ります。
んで次なる戦地は『安房峠(標高1790m)』 ここも日本の峠の有名どこです。
峠の下には安房トンネルが通ってますが、もちろん旧道の峠を進みます。入り口も急だし、道の勾配もなかなかなパーセンテージです。
しかも何してんだか観光客が路肩に車停めまくって、非常に進みにくい!しかもヘアピンカーブのど真ん中にも停めてました(`〜´)

えっちらおっちら上りまして峠に到着。峠の茶屋がありましたが、どうやら今はやってないようです。なんだか閑散としていて寂しい感じでしたね〜。茶屋の裏手に安房トンネルの排気口の煙突がありました。

安房峠  茶屋

やはり寒いですね!寒くて用を足したくなりましたが、峠を下りたとこの平湯温泉にしかトイレないみたい。早急に下りまして、安房トンネル料金所前のPAにてブレイク。料金所は繁盛してました。トンネルの通行料はバイクで600円、けっこうしますが 払って通る価値があるらしいですよ=3

時間は午後3時過ぎ、ここから高山市へ向かい『飛騨牛の朴葉焼き』を食そうではありませんか!
高山市に向かうってことで、僕は東海北陸自動車道で帰ることにします( ゚ε^ ) 通ったことないから楽しみ!
ほいでR158を進みます。道中「ドライブステーション板倉」にて休憩。ここには西部警察のコーナーがあります。ダンナさんは西部警察大好きという事で、嬉しそうに眺めーの、顔ぬきパネルに顔ハメーので しばし楽しみました◎ ついでにお土産ラーメンの試食を食べて小腹を満たします。

西部警察  だいもん

ドライブインの少し前らへんから渋滞してました。なので脇をスリ抜け〜・・・んが!チョイとやらかしてしまいました(ФωФ)
しばし大人しく参りましょうか・・・そして高山市の市街地に到着。
駐車場のおっちゃんの好意で 駐車場のすみに無料で停めさせてもらいました。ありがとうございます!

時間は午後5時過ぎ。夕食にはちょっと早い時間なので、高山の町並みを散策します。
何気に高山ははじめて来ました。昔情緒があって風情があります。人で賑わってますねぇ〜!

飛騨高山  巨大いす

家具屋さんの軒先に巨大な椅子がありました。自由に座って写真を撮っていいのですが、ほとんど赤ちゃんとか親子が写真撮ってました。
その可愛らしさに屈することなく写真撮影=3

そして どか鍋さんが以前に来たという朴葉焼きのお店に行きます。んが!なんと午後6時前だと言うのに閉店になってましたorz
閉店は予想外だったので、どうしようかと迷います。んで またプラプラと歩きます。
しばらく歩くと飛騨牛の朴葉焼きのお店「」がありました。結構歩いてイイ感じに腹が減ったのでここにするとしましょう!
僕とダンナさんは「飛騨牛朴葉ステーキ定食」、奥さまは「飛騨牛丼朴葉味噌ステーキ定食」をオーダー。
うむ!肉が柔らかくて美味い!やはり高級?な飛騨牛は美味い。腹も満たされ満足です!でもビール飲みてぇ〜!!

朴葉焼き  一番街

食後、ダンナさんが薬局に用があったので、そのついでに街を散策します。日も暮れて 先ほどとは一変して全然ひと気がなくなってました。
観光客は宿に入ったようですね。食後のスイーツでとらやの栗きんとんを食べました。
高山って古い町並み以外にも、なんだか妙に風情を感じる飲み屋街もあったりと けっこう面白いなぁ〜っと思いました。
酒屋さんで飛騨高山の地ビールを土産として買いました。

しっかし、何故か高山の街のいたるところに顔抜きパネルが設置されてます。こんなのふられたら・・・

僕  ダンナさん  しっくり

はめるっきゃないっしょ!!!(笑) 何故ダンナさんはこんなにもシックリハマるのでしょうか?通りすがりのお姉さんも爆笑してくれました(笑)
あなたこの場に遭遇できたの奇跡よ!!道行く人に幸せを与えられたと思うと、これもまた良いなと思ったり(^^)

そんなこんなで帰路につきましょうか!そろそろどか鍋さんとも別れの時、僕は東海北陸道から富山経由で帰ります。
どか鍋さんたちは当然安房トンネル越えて松本から帰るんだろうと思いきや・・・・・・・・・僕と同じルートで帰るそうな!!!!!


   (  ゚Д゚)


現在時刻 午後7時半。もし僕と同じ富山経由で帰るなら、八王子までは563kmです・・・
僕的には一人寂しく帰るのもイヤなんで大歓迎です!しかしこりゃ僕でも躊躇するルート・・・ハンパねぇな(笑)
しかし何より、奥さまが北陸方面に興味心身なので、こうなったら誰も止められません!ってな訳で、帰りましょうかぁ〜(^O^)

飛騨清見ICより東海北陸自動車道突入です!ここは最近開通したばかりの新しい高速です。ほとんど対面通行でした。
しかも山岳地帯を突っ走るのでトンネルばかり。しかも飛騨清見IC〜白川郷ICの間には日本で2番目に長い「飛騨トンネル(約11km)」がありました。でもトンネルの中は明るいし、なにより温かいです◎
でも交通量がかなり少ない。郡上八幡のあたりは渋滞気味らしいですが、こっちは全然スイスイ・・・赤字路線ってヤツか。

富山県に入り 城端SAにて休憩。ここはハイウェイオアシスでして、クアハウスが併設されてます。しかし宿泊代も結構するし、日帰り温泉の営業時間も残りわずかなのでスルーすることに。富山方面の夜景が綺麗でした☆

小矢部砺波JCTにて北陸道突入です。ようやく走りなれた道に戻ってきたぁ〜!どか鍋さんたちは初めての北陸道!奥さまは小矢部砺波JCTより石川側を走ったことあるのですが、富山から先は初です。
しばらく走りまして 有磯海SAにて休憩。ここで夜食を食い、ダンナさんは仮眠です。奥さんは変わらず元気(笑)

有磯海にて

暫し休憩後、給油して出発です。時間はすでに午前0時目前・・・帰りはETCの深夜割り微妙かなぁ〜っと思ってましたが、余裕で適応です(´∀`;)

次のポイントは新潟県の名立谷浜SA。しばらく走り 新潟県に突入(帰還)!ようこそ新潟へ!!
北陸道の名所 親不知や青海の化学工場の夜景にどか鍋さんも感動したようです◎ んで、名立谷浜に到着。
ここで再び休憩。売店も閉まっていて 閑散としてました。ここからは海を眺めることが出来ます。漁火灯る日本海を眺めます。

日本海  限界近し

顔ハメで元気だったダンナさんは何処へ!!??・・・まぁそりゃ当然です。ひとり250ccですから(´∀`;)
さすがの僕も疲れがジワリとできてました〜。僕はここから家まで100kmほどなので全然楽勝ですが、どか鍋さんたちはまだ上信越道〜長野道〜中央道〜っと300km以上旅は続きます。なんだか自分ばかりもうすぐ帰宅できてしまうと思うと申し訳なかったです。

ほいで、名立谷浜を出発して 上越JCTにてお別れとなります。そこまで約10km ラストラン!いや〜今回もブッ飛びまくった旅だったなぁ〜
そして僕は北陸道を進み、どか鍋さんたちは上信越道へ!お疲れ様でした〜!!
これからまだまだ疲れると思いますが、家に帰るまでがツーリングですよ〜!!!ってな訳で、お別れです。

その後 僕はひとり夜の北陸道ブッ飛ばして、西山ICにて高速を下ります。家に帰ったのは午前2時ごろでした。
その頃、どか鍋さんたちは長野の松代PAでブレイクしていたようです。。。

その後のどか鍋家の様子はこちらから → どか鍋さんの旅レポ


どか鍋さん、ダンナさん、今回も宿の手配やらなんやら有難うございました!そして ある意味バカ走りできて楽しかったです(^O^)
まさかの高速バカ走りは予想外でしたが、逆そのルートを選ぶとは 敬意を表させていただきますわ!
でも次は温泉巡りでもしながら、ゆっくりまったり旅しましょうね・・・・・それは無理かな(ФωФ)  チャンチャン!


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